煙と馬鹿と俺 2.1


Hot Rocks素晴らしいよねっていう話
12月 26, 2015, 1:34 pm
Filed under: メモ

久しぶりにHot Rocksを読んだら丁度自分が考えていた事とリンクするような話が沢山載っていて改めてHot Rocks IIの素晴らしさを痛感。素晴らしすぎて周りの状況が目に入らなくなるので電車の中とかで読み始めるのは辞めたほうが良いです。乗り過ごすので。

「何故登るのか」
この問いにさっと答えが用意してある人はそれほど多くはないだろう。人をクライミングに誘う時(最近では人を”クライミング”に誘う事より”ボルダリング”に誘う事の方が圧倒的に多いだろう)や職場、学校など身の回りの環境が変わって新たに友人・知人が出来た時など自分の趣味を説明する時など比較的よく聞かれる質問だと思うのでもしかしたらこれの答えは用意してあるかもしれない。

私はクライミングジムのスタッフという仕事的にどうして楽しいのか、という点についてはスラスラと1つの説明が出てくるようになってしまったけれど、さてはて自分がなんで登っているのかと言われると「楽しいから」以上の説明に困ってしまう。もちろん色々話したいことはあるのだけれど、数十分に及ぶ自分語りを聞いてくれる人はまず稀であるし、ましてやそんな情熱をぶつけて理解してくれるか甚だ疑問であると思う程度には自分がマイノリティーだと自覚している。

更に答えに窮してしまうのが次の質問だ。
「そんなに頑張る必要ある?」
何故登るのか、なんていうのは質問者もそれほど重い答えは期待しておらずせいぜい「そこに山があるから」とか言ってもらってちょっと笑えればいいかなという程度の話だけれど、この質問はヤバイ。グサッと来る。その時の自分が明らかに成長していて毎日の筋トレが楽しくて仕方がない、なんていう時には全くダメージを受けないどころか逆に奮起してもっと頑張ってしまうだろうけれど、一度自分のやっている事に疑問を感じ、期待した結果が得られないかもしれない、なんて思っている時にこんな事聞かれたらあまりの事にグラグラして情緒不安定になってしまうことうけあいだ。

人生上のパートナーがもしクライマーだった時、来る日も来る日もジムに通い、筋トレをし、岩場や山に足繁く通い、帰ってくる時の顔も明るかったり暗かったり、一体この人は何をやっているんだ?と思う事があるかもしれないが、暖かく見守ってあげて欲しい。きっとその人の目は未来の自分を思ってキラキラ輝いているはずだ。

社会的に考えて”クライミング”というのはあくまでも趣味であって、他の生活に影響を及ぼす(もちろん良い影響なら歓迎だろうが)事は言語道断、そのために仕事さぼっちゃったとかクライマー同士だったら笑えるかもしれないけれど、会社にバレようものなら後ろ指を刺される事は間違いなく、そんなものに時には会社をサボりかねないぐらい自分が持っているエネルギーの大半を傾けているなんていうのはなかなか同好の士以外には面と向かって伝えにくい物だ。そんな後ろ暗い情熱を抱えた者同士が集まるのだからクライマーが不思議な連帯感に包まれているのは当然の事かもしれない。

にも関わらず、多くのクライマーは登ることを辞めない。何故か。様々な理由から継続が困難になり、週に2日していたクライミングが1日になり、2週に1度になり、月に1度も登らなくなったような人も不思議と状況が落ち着き次第クライミングを再開する。それほどの中毒性をクライミングが持っているのだろうか。

当時一緒に登っていた仲間が今も登っているならわかる。しかし、場所が変わろうと、一緒に登る相手が変わろうと一度ハマった人は何かのきっかけでクライミングを再開する。登っていない間も登りたいという情熱が心の底でくすぶり続ける。

話は変わるがクライミングジムのスタッフを始めてから気がついた事がある。僕はボルダリングジムのスタッフなのでボルダリングに限った話になるが、大人も子供も、それまでの運動歴や体格、現在の運動状況に関わらず冗談抜きにみんなある程度登る事が出来る。もちろんその日の終わりには5級(ボルダリングで言うと初心者が最初にぶつかる壁がこの辺り)が登れるほどに上達する人もいれば、8級(初心者用の難易度)がままならない人もいる。しかし、特に細かい事を教えなくともある程度登ることは出来るという点では同じだ。リードクライミングの場合はどうしても安全上のルールが増えてしまうのでボルダリングのように単純に登らせるわけにはいかないけれど、トップロープとかでとりあえず適当に登るんだったら誰でもある程度登れるんじゃないだろうか。

これって実は凄い事なんじゃないだろうか。何もルールを理解すること無しに”登る”という行為を誰もが出来る。人が元々猿だった事を思えば当然なのかもしれないが、人間の体と脳にとって何かを掴んで登るという動きは歩く事と同じぐらいとても自然なことなんだろう。

登る事は出来ても多くの人が降りることを怖がる。怖がらないまでも上手く降りられない人は多い。今思いついたんだけど、ネコ科の動物を想像すると木の上まで登ってから降りる時ってお尻側からではなくて頭から、前足から地面に着地するように降りている気がする。後足から着地する動物もいるのかな?調べてみたら面白いかも。

書こうと思っていた内容と全く関係ない方向にそれてきたうえに収集がつかなくなったw
とんだ雑文になってしまいましたが読んでくださった方ありがとうございます。

書きたかった内容は「自分のモチベーションについて」と「アルパインを怖く感じた」という話。これはまた後日。
久しぶりに何も考えずにザザーっと文章かいたら少しすっきり。

改めて、Hot Rocksを読んでなんだか色々思う所があって書き始めた文章でした、と(笑

関連リンク
Hot Rocks II – 菊地敏之 クライミングスクール&ガイド(http://www.ne.jp/asahi/gamera/climb/hotrocks.htm)

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