煙と馬鹿と俺 2.1


鳳来の岩場を愛するクライマーの会のHPを読んで。
6月 12, 2013, 12:48 pm
Filed under: まとめ, アクセス問題

鳳来の岩場を愛するクライマーの会」というHPをご存知ですか?
コチラ(http://www.asahi-net.or.jp/~ix3h-nmr/)

会自体は過去に鳳来で起きた岩場へのアクセス問題に対応するために発足した会のようですが、
HPには鳳来の岩場で起きた問題、それへの対応が細かくまとめられており、さらに現在の状況まで詳しく掲載されています。

自分はアクセス問題について「最近色々な問題が勃発していていくつかの岩場が登攀禁止となった」という事しか知りませんでした。
また、禁止になったエリアが再度登れるようになっている例も知りません。

このHPを読んで登攀禁止の危機に真正面から向かい合い今も登り続けられているエリアを初めて知りました。
問題発生直後に「鳳来の岩場を愛するクライマーの会」のように積極的な対応を取ることができるエリアは稀なのではないかと思いますが、
その問題解決に対する考え方、またその後の流れは全ての岩場に共通するものだと思います。
鳳来にクライミングをしに行く人はもちろん、それ以外の全ての岩場で登る人たちに知っておいて欲しいと思い内容の紹介をします。

会発足の経緯

本会発足までのいきさつ(更新日2000年8月11日)
http://www.asahi-net.or.jp/~ix3h-nmr/H4_Climbers/Ikisatu.htm

「岡崎教育林立ち入り禁止」の一報を聞いたとき、
どうしてこんなことになってしまったのだろう?と
改めて、鳳来湖の岩場でのクライミングを考え直してみました。

会が発足したいきさつについてと問題が発生した当時の心境を書かれています。
特に問題が発生した当時の心境については非常に共感させられるものがありました。

問題発生直後の残置物に対する告知

残置物の回収についてとお願い(2000年8月11日)
http://www.asahi-net.or.jp/~ix3h-nmr/H0_Onegai/Zannti.htm

・7月9日に鳳来の各エリアに残されていたヌンチャク、マット、ロープ等を地元クライマーが中心になり回収いたしました。本来なら持ち主の方々に呼びかけてそれぞれに持ち帰ってもらうのが望ましいことでしたが、鳳来問題の一つがこの残置物の多さであったため、早急な対応が必要と判断し、持ち主の承諾なしに回収したものもあります。これに対してはご意見があるかとは思いますが、以下の経緯のもとに回収活動が行われたことをご理解いただきたいと思います。

更新日から察するに問題発生直後に提示されたルールだと思います。
このルールが逆に徹底されすぎたことで別の問題が発生することを懸念され、以下に紹介する提言へとつながっていきます。

残置物に対するルール(新板)
クライマーのみなさんへのお知らせ
(残置物について)(2008年11月2日作成)
http://www.asahi-net.or.jp/~ix3h-nmr/H0_Onegai/Oshirase_20081102.htm

鳳来でのフリークライミングの歴史が始まって約20年、アクセス問題をきっかけにクライマーの会が発足して8年になります。この8年間、立入禁止エリアの開放を目的とした交渉のため、クライマーのみなさんには自粛やマナー向上のお願いをしてきましたが、当面の一時的な措置であったにもかかわらず、みなさんには長きに渡って、厳しい規制を守らせることになりました。

ルールを厳密に守りすぎることが原因で新たな問題に発展しかねない状況を考慮され、提示された新ルール。
従来のものよりも状況に応じた対応を求めるものになっています。

上記ルール設定後の周囲の反応に対して
荷物・ギアの残置について
―ルールを少しゆるやかに考えませんか―(2008年11月21日作成)
http://www.asahi-net.or.jp/~ix3h-nmr/H8_Material/Zanchi_20081102.htm

11月2日の清掃日にクライマーの皆さんにお知らせした内容(「残置物について」)は、《荷物やヌンチャクの残置許可》というように、一部の人には誤解して受け取られているようです。
最近、約60人のクライマーのかたが、署名入りのご意見を寄せられました。
そこに書かれていた当会への要望は、まとめると、
1. 今回のルール変更に至った経緯について説明してほしい。
2. 従来の「荷物やギアをいっさい残置しない」というルールに戻してほしい。
という内容のものが多かったようでした。

やはりここが非常に難しい、と考えられます。
「状況に応じては残置をしたほうが良いのではないか」という点においてどうしても伝言ゲームの過程で「残置しても良い」と変化してしまう。こうした事はルールの厳密化ではなく経緯を知り、各々判断出来るようにすることで解決したいですね。

提言をするに至った経緯

お知らせ(残置物について)に対する説明(2009年3月8日 作成)
http://www.asahi-net.or.jp/~ix3h-nmr/H8_Material/Teigen08y_Hoe.htm

●「残置規制」は緊急措置として始まった

2000年、岡崎市の鳳来教育林に入っていたクライマーが管理人に立ち入り禁止と言われ、鳳来全体が登れなくなったら大変だと、その場にいたクライマーたちで岩場周辺の糞尿やゴミを掃除し、さらに残置ヌンチャクと残置荷物を回収しました。それらは岩場の登攀禁止になりかねないことへの緊急的な措置として半ば強引に行われました。そして、常連クライマーと、周辺地域のクライマー代表が集まり「鳳来の岩場を愛するクライマーの会」を作りました。会では方針として、岡崎市と正式に交渉して入山できるようにするため、クライマーへ禁止エリアの入山自粛を呼びかけることにしました。そして、ヌンチャクや荷物デポも一時的に禁止としました。また、ボルト破断による事故を防止するために、危険なボルトを打ち替え、終了点の目立つスリングも着色したチェーンに変えるなど、常連クライマーのボランティアで作業が進められていきました。

さらに詳しい説明が上記に記載されています。

また、以下のページに過去の経緯が色々とまとまっているので一度目を通されることをオススメします。
鳳来のクライミングを考えるための資料
http://www.asahi-net.or.jp/~ix3h-nmr/H8_Material/Material_Index.htm

一度禁止された岩場が再び登れるようになるには非常に時間がかかり、多大な労力が必要となることは想像に難くありません。
一人一人の努力で各地の岩場がこれからも楽しく登り続けられるよう強く願っています。
(僕が登りに行くまでどうか登れる状況でありますように)

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2件のコメント so far
コメントをどうぞ

はじめまして。

>自分はアクセス問題について「最近色々な問題が勃発していていくつかの岩場が登攀禁止となった」という事しか知りませんでした。
また、禁止になったエリアが再度登れるようになっている例も知りません。

アクセス問題は別に「最近」の問題ではなく、フリークライミングが日本に定着してから、ずっと続いている問題です。

ご存知かどうか、「日本フリークライミング協会(JFA)」という団体があります。
http://freeclimb.jp/
岩場のボルト整備などをされているほか、アクセス問題にも取り組み、一定の成果を挙げています。
外岩で登るフリークライマーの方にはぜひ、加入していただければと思います。

上記のJFAで「私たちの安全とフィールドを守るために(安全BOOK3」という小冊子を発行しています。
この「安全BOOK」をお読みになっていただければわかりますが、アクセス問題(登攀禁止)が発生した後、JFAや地元クライマーなどの努力によって再度登れるようになった岩場も、いくつかあります。
関東の有名な岩場では、奥武蔵の「河又」という岩場が、一度禁止になりましたが、関係者の努力によって再び登れるようになりました。

「安全BOOK」は、クライミングジムや、登山洋品店にもよくおいてあります。川崎パンプにもおいてあるはずですので、読んでみてください。アクセス問題について、基本的なことは、これを読めばわかります。

コメント by seeyou44

> seeyou44さん
読んでいただきありがとうございます。JFAに関してはもちろん知っておりますが、会員にはまだなっておりませんでした。安全BOOKにはそうした情報もまとまっているんですね。今まであまりしっかり読んだことが無かったのでこれを機に詳しく読んでみたいと思います。ありがとうございました!

コメント by hohta




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