煙と馬鹿と俺 2.1


第27回リード・ジャパンカップ 予選敗退
6月 1, 2013, 11:33 pm
Filed under: リードジャパンカップ, competition, 第27回(2013), sport

予選リザルト

リードジャパンカップの予選が終了しました。
残念ながら予選敗退です。
上手く行けば準決勝に進出するだけの実力は備えていたと思いますが、なかなか全てが上手くは行かないですね。
安定して準決勝を突破するにはもう少し力を付ける必要がありそうです。

昨年の顛末はコチラ(
リード・ジャパンカップ岐阜大会 競技中断)

リザルトに対して

 28+に一塊。
 31+に一塊。
 38+に一塊。
 40+に一塊。(9人)
 完登に一塊(18人)。
 僕は31+の塊に含まれています。
 準決勝進出するには40+(終了点タッチ)が必要でした。
 今回フォールした核心を突破し、さらにもう一つ核心を突破する必要があります。

準備に関して

 体重、体調、メンタルを良い状態に持って行き、コンペ出場するための方策はある程度確立出来たように思います。今回も全てがベストというわけではないですが、良い状態で出場することが出来ました。色々と試行錯誤していたのがようやくまとまった感じです。

 また、アップの方法もルーチン化してきてあまり頭を悩ませることがなくなりました。普段の伊東スクールでやっていることをベースに秀さんに相談したり自分の調子が良い日を考えたりして今の方法にたどり着きました。色々手順はあるのですが一つ大事なポイントとしては僕はカチからアップするよりも肩や背中を大きく動かすような登りからアップをしたほうが調子が良いみたいです。逆にカチからアップしたほうが調子が良い人もいるそうな。

オブザべに関して

 今回はホールドのメモを取るのに専念して実際のオブザべは後でする方針に直前で変更。
結果として、メモを元にアイソで経験豊富な先輩方の協力のもと完璧なオブザべが出来たので効率よく登るという点では正解。
ただ、今後もコンペで戦っていくなら自分の力でオブザべの限られた時間内でホールドを覚え、ムーブを考え、実際に登ることが出来るようになる必要があり、その練習としては不適切。
 でも、今回はなんとしても準決勝に進みたかったので戦略としてはアリかな。

 今後の課題としてはオブザべ後の意見交換をより円滑に進めるためにホールドメーカーとホールドを結びつけて考えられるようになろう。

登りに関して

 このところ登りのコンセプトにしている「いい意味で大雑把」な登りをすることが出来た。そのココロは、落ちないためにガチガチと緊張して登るのではなく、多少リスクを上げても最終的に手数を増やすための登りをしようということ。そして自分のリズムで登るということ。それにより、随所でストレスをかけてくる下部の薄かぶり部分を素早く疲労をためずに突破することが出来たと思う。動画で自分の登りを見なおしてみると若干緊張からか動きが固い感じがするけれど、この程度は仕方がないかな。

 第1核心。オブザべ時点では足をドーナツ型のホールドに上げてスタティックに取りに行くつもりでしたが現地で変更し、ランジで出ることで素早く処理。突破しました。

 第2核心。左手ガッツリ持てるアンダーから右手で少し遠いポッケを取るムーブ。右下に足があることは気がついていたのですが、足を上げないほうがやりやすいと判断してそのまま手を出すも狙いがずれてフォール。左手の掛かり具合と足の良さから考えると失敗しても一度耐える事が出来たと思うのですが、狙いが外れた時に「あ、しまった!」という頭でいっぱいになってしまってまだ粘れる、と思い返した時には既に耐え切れない位置まで体が下がってしまっていました。動画でみても若干落下速度落ちてますね(笑

 さて、この第2核心で落ちてしまったわけですが、徐々に追い詰められていたもののまだまだ余力はあったように思うし、この32手目を止めれば38+の塊までは手数を伸ばすことが出来たのではないかと思っています。そして、そこまで伸ばすことが出来れば今度は準決勝への進出をかけた数手にトライすることが出来たのではないか、とか考えてしまいます。

 ではなんで落ちたのか。

 ムーブの選択ミスだとか腹筋に力を入れれば良かったとか胸をはって、腰を持ち上げてれば・・・、と原因は色々考えられると思いますが、一番大きな理由は「実力が足りなかったから」に決まっていて、でもそう考えたくない自分もいるわけです。運良くポケットが持てていれば先に進めたのに!ちょっとした失敗をしてしまっただけだ。って考えたい。でもきっとそうじゃない。

 僕はその1手をとても遠く感じてしまっていた。

 僕がコンペに出始めた当初から憧れていて尊敬しているYH君に31手目から32手目を取りに行くムーブを遠いと感じたか質問してみたところ、遠いとは感じなかったと、きちんと足を決めれば安定して取りに行くことが出来た、と言っていました。この言葉で僕は「自分の実力が足りなかったんだ」って素直に考える事が出来た。ありがとう。

 その1手のムーブだけ取ったら本当になんてことない1手。地面からいきなり31手目を保持して32手目に手を出したら100回やって100回失敗しないと思います。でも31手登った後だとそれが出来ない。それがこのスポーツの面白さ、難しさなんだ。

より高みを目指すために

 実力不足以外の原因として2つの要因を考えている。
 1.「いい意味で大雑把」の弊害
 2. 登っている最中の登りのスタイルの切り替え

 1.「いい意味で大雑把」の弊害
 いい意味で大雑把に登ることでフィジカル的なものよりもメンタル的な原因でスムーズな動きが出来ない箇所をスムーズに登ることが出来るようになっていると思います。例えばバランスの悪い動きや不安なスタンスの時に過度な緊張をせず、適切な力を出して登る事が出来るということです。
 これはとても大事なことだと思っていて、大抵のリードコンペでは下部が垂壁で甘いホールドが多くなり、セッターは選手のメンタルに揺さぶりをかけようと不安定な動きを要求します。そこをいかにダメージを負わずに突破するか、という対策はコンペにかぎらず多くのクライミングで有効だと思います。少し安定性を損なうことでリスクが上がり、ミスをする可能性は上がりますが、前腕の力を温存し必要な時にしっかりと力を発揮することが出来ます。
 しかし、そのリスクを上げたままでは自分の実力ギリギリの部分は突破することが出来ません。リスクを上げても突破出来るのは自分の実力的に余裕がある強度のムーブだけです。また、そもそもリスクが高い箇所でそのムーブのままではよりリスクを高めてしまい失敗の確立が大きく上がってしまいます。
 今回の第2核心は到達時点の余力的にもゆとりが少なかったしそもそも少し遠目のポケットを取りに行く、というリスクが比較的高い箇所です。そうした場所で流れのままに登ってしまったのでフォールしてしまったのだと思います。

 2. 登っている最中の登りのスタイルの切り替え
 これは上記で既に書いたことではあるのですが、要求されるムーブ、構成するホールドによって「リスクを上げて突破する」のか「大きく力を消耗しても確実に突破する」のかその比率を調整する必要がある。
 以前ルートセッター講習の時にトンデからルートのセットには3つの要素があると教えてもらいました。
 RISK(ムーブを失敗する可能性の高さ)、COMPLEX(ムーブの難解さ)、?(パワフルさ。フィジカル的な単語。忘れた)。
 この要素を自分なりに読み解いて課題を突破していかなくてはならない。

さて、来年こそは予選突破。そしてワールドカップに参戦出来るように頑張ります。

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